イタリア 新コミュニケーション術「一点突破のペスカトーレ」
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<本日のイントロGO>
昨日からネタ作りの為に
モンゴルに来ていて
極寒!シーズンオフのゲル宿泊
に来ている
でお馴染みの
永野豪です。
<本日の本編>
専門知識がある人ほど、伝え下手・・・
もっと相手を楽しませながら
自分の良さをエンタメ化して表現してみませんか?
・ 話せばわかる
・ じっくり付き合って、良さを知ってもらおう
そんな時代はとうの昔に過ぎ去った。
会った瞬間に自分の魅力を伝え、
相手の感情に訴えなければならない。
それは、ビジネスでも、恋愛でも同じこと。
商売を成功させるため、
人気者になるため、出世するため、
成り上がるために
「キャラ立ち」こそが重要課題だ!
「君の名は」というアニメ映画が大ヒットした。
君の名は・・・?
あなたは人にこう聞かれたら
本当に今の自分の名前を心から
言えるだろうか?
もしかしたら
運命の誰かと入れ替わってるのかもしれない。
スローライフ、スローフードしに
イタリアに行った時のこと。
シエナ、フィレンツェ、ヴェニチア、ブラーノ島
陽気なイタリア人と
コミュニケーション取る際に
再現性が全くない方法を発掘した。
フェレンツェで在住の日本人の食事会に参加した。
僕は人見知りなのでアウェーは苦手。
すると一人の日本人女性が
イタリア人の彼氏を連れてきていた。
彼氏の名前はルチャーノ
俺がイタリアに来てる際に
“ペスカーレ“
と言う言葉の響きがおもしろいと思った。
意味は 漁師である
ペスカトーレ
俺のシュールな感性、
イタリア人に通用するか試したくなり、
話しかけた。
話す内容は全て
ルチャーノの彼女である
日本人女性 ようこさんが通訳してくれた。
「ハイ、ルチャーノ!
イタリアでの数え方を教えてくれ」
「いいよ!
ウーノ、ドゥーエ、トレ、クワットロ、チンクエ・・・」
彼は優しく教えてくれる。
5まで数えた後、
すかさず俺が
「ペスカトーレ!」
「オー!ペスカトーレ!」
ルチャーノは爆笑!
これ日本語に訳すと
「1、2、3、4、5、漁師!」
である!
かなりシュールであるが
このくだりを永遠、30分間くらいやる。
俺とルチャーノは
完全にペスカトーレゾーンに入っていた。
もしかしたら
ルチャーノも
ペスカトーレの言葉の響きの
ポテンシャルに気づいていたのかもしれない。
そして食事会の終盤
俺は履いていた下駄の鼻緒がきつかったのでノリで
「下駄あげるよ!」
と言って手渡した。
すると
「ペスカトーレ、帰り道でガラス踏んだらどうするんだ?」
「ま、それも縁だろ」
また2人で爆笑。
そして気づくと
俺の名前はペスカトーレになっていた。
周りの日本人は
俺のノリに若干、引いている。
そしてそれ以来、
俺の仲間内ではイタリアにいる際、
ペスカトーレは多義語になっていた。
おはようの挨拶からありがとうまで
全てペスカトーレでいける。
しまいには
面白いイタリア人を見つけたら
あいつ、ペスってる。